理事長あいさつ

  • 国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授
  • 山王病院・山王メディカルセンター脳血管センター長

内山 真一郎
Shinichiro Uchiyama


この度、私は故古幡博理事長の後を引き継いで二代目の理事長に就任致しました。

日本栓子検出と治療学会は、医用工学の世界的権威であった古幡先生が経頭蓋ドップラー検査(TCD)の普及を主たる目的として設立された学会であるという歴史的背景があるため、これまではTCDを中心とした神経超音波検査が主体の学会でした。

しかしながら、この枠にとどまっている限り、日本脳神経超音波学会との差別化がはかれず、発展も期待しにくいとの反省から、本来の学会名にふさわしく、血栓塞栓(エンボラス)の検出と血栓塞栓症の治療に関連する、あらゆる領域の研究を対象とした、幅広い分野をカバーする、学際的な学会に発展する方向性を追求したいと考えています。

これまで本学会員の構成は脳卒中専門医が多数を占めていました。

しかしながら、血栓症の診断や治療には血栓止血学の知識が不可欠であり、私が血栓止血学も専門分野の一つとしていることから、今後は血栓止血学会との連携も視野に入れて活動したいと考えております。

また、本来の学会の主旨からすれば、循環器領域の医師がもっと参加してしかるべきですが、これまで循環器専門医や血管内治療医の本学会への参加はきわめて少数でした。

近年、循環器の領域ではカテーテル治療が盛んに行われるようになり、合併症として血栓塞栓症の制御が大きな課題となりつつあります。

このような背景を踏まえ、今後は循環器内科医、血管内治療医、心臓血管外科医の本学会への参加を積極的に呼びかけたいと考えています。

もちろん、これらの領域に限らず、血栓塞栓症の検査と治療に関連するあらゆる領域の医師やコメディカルや医用工学系の研究者が熱い討論を展開する、門戸の広い、開かれた学会にして行きたいと思います。

本学会のホームページもできるだけ多くの有用な情報を会員にお届けできるように充実をはかる所存であり、若い会員も気軽に情報交換できるような工夫も考えたいと思います。

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